Ascent Taipei 参加レポート:Ascent 参加ガイド

9月13日~14日に台湾の台北で開催された Ascent Taipei に GAFreak 管理人が参加してきました。その様子を旅行記形式で紹介します。

11月に開催される Ascent Akihabara に参加を予定・検討しているプレイヤーの方にとって参考になれば幸いです。

また、4月に開催された Ascent Kuala Lumpur の参加レポートもあわせてご覧ください。

はじめに・前提

参考までに GAFreak 管理人の情報を記載しておきます。

  • 海外旅行経験:10回以上あり
  • 英語:日常会話なら問題なし
  • 台湾語:「こんにちは」「ありがとう」だけ現地で教わった

チケットの購入

※この項目は Ascent Kuala Lumpur の記事をコピーしています

Ascent の参加には事前にチケット購入が必要です。Ascent のチケットは eventbrite というチケット販売サイトを通じて購入できます。

オレンジの「Get Tickets」から購入ウィンドウが開きます

※Ascent Kuala Lumpur のチケット購入時のスクリーンショットを削除してしまったので、ここからは Ascent Worlds の画面で流れを紹介します。

購入ウィンドウが開いたら、自分が購入したいチケットのランクを選択して「+」でカートにいれます。

Path of Steel? Silver?

購入したいチケットの「+」を押して、「Check out」で会計へ

チケット購入画面に Path of Steel & Path of Silver と書かれています。

Ascent では Path of Steel、 Path of Silver の2種類の大会が開かれることがあります。(Path of Silver は開催されないこともあります)

  • Path of Steel:おそらくほとんどの方が想像する大会、自分で組んだデッキで対戦
  • Path of Silver:コレクター向けの大会、カードの組み合わせで高ポイントを目指す

どちらかだけのチケットの販売はないはずですが、自分が出る大会のチケットを購入しましょう。

チケットのランク?

また、チケットにはRegular、Champion、VIPなどのランクがあります。いずれのチケットを購入しても大会には参加できます。

上位のチケットを買えばプロモカードが貰えたり、VIPチケットでは会場内の飲食ブースを利用できたりします。特典は大会ごとに違うので、自分の欲しいチケットを購入しましょう。なお、人気の大会ではVIPチケットは1分で売り切れてしまいます。

今回、GAFreak 管理人はRegularチケットを購入しました。

会計

必要事項を入力して下へ

氏名、メールアドレス、生年月日を入力し、ポリシーと免責事項に同意のチェックをいれたら、↓へ。

代金の支払い方法を選択します。今回私はクレジットカードを選択しましたが、PayPalや Google Payでも支払えるようです。

※Zip codeを求められますが、日本の郵便番号を入れて問題ありませんでした。

購入するチケットの内容や支払情報に誤りがなければ「Place Order」で購入できます。

チケットを購入すると、登録したメールアドレス宛に購入完了メールが届きます。

そのメールで eventbrite のアプリを入れることを促されます。会場でチェックインする時にQRコードを表示するために使うので、インストールしておくのをおススメします。

eventbriteのアプリをインストールしたら「Tickets」の画面から自分の参加する大会のQRコードを表示できることも確認しておきましょう。

Day-1:日本~台北へ

関空から台北へ

9月11日の夕方の便で関空から台北へ移動します。搭乗時間の2時間前には空港で待機する予定でしたが、電車に乗り遅れた結果、1時間前到着とかなりギリギリになりました。普段、飛行機に乗らない方は早め早めの行動をおススメします。

台湾への入国は、TWAC タイワンアライバルカード をデジタル申告する必要があるので、空港でやっておきました。近年は多くの国で入国カードをデジタル申告できるので、チェックしておきましょう。日本にいる間にやっておけば「台湾 TWAC やり方」とか調べて、間違えずに申告できるので安心です。

桃園国際空港まで3時間程度のフライトです

台湾に着くと、入国管理の方にパスポートを見せて、指紋と写真を撮られましたが、特に問題なく入国できました。言葉のやりとりはありませんでした。

台湾は近いのですが、前回のクアラルンプールの帰りの便で喉を傷めてしまったので、今回はマスクをして乗りました。飛行機はかなり乾燥するので、マスクしておくといいでしょう。長時間のフライトの場合ならなおさらです。

着きました

桃園国際空港に到着したのが18時頃、入国してすぐのところにある両替所で日本円→ニュー台湾ドルへと両替しました。両替レートはあまりよくなかったですが、繁華街の両替店に行く予定がないので、両替しました。台湾は今も現金支払いが多かったので、両替しておいて正解でした。

空港からはタクシーを使って、Cat Foot Print 猫脚印東門店へ。

Cat Foot Print 東門店

今回の旅のひとつの目的地でもあった、台湾で最も Grand Archive が盛んなお店 Cat Foot Print 猫脚印東門店へ。木曜日(平日)の夜にもかかわらず、店内大会でかなりの賑わいでした。ほとんどが地元の方でしたが、Ascent に参加しに来た海外勢も参加していました。

Ascentのような海外大会に参加する場合は地元のカードショップに顔を出してみるのも楽しいですね。(どうしても日程的に厳しくなりがちですが…)

平日夜なのにすごい賑わい、大会参加は30名ほど

大会後は台湾、マレーシア、アメリカ、日本(私達)のメンバーで食事へ。日本語、英語、台湾語が交じり合いなかなかカオスですが、楽しい食事会でした。

めっちゃデカい皿に辛くて酸っぱい魚が入っている料理、かなりおいしい

なお、今回の Ascent 会場はメッセ桃園です。宿泊したホテルは会場から徒歩で15分、タクシーで10分程度のところを取りました。

遠方の大会に参加する場合、多少割高でも会場まで徒歩で行ける場所にしておくのをおススメします。タクシー(Uber)が中々つかまらなかったり、電車のアクセスが悪いこともあるからです。徒歩圏内だったら「部屋に忘れ物した!」みたいなことにも対応できますし、Day0、Day1終了後もすぐに眠れるのでトータル+だと思います。

Day0:事前チェックイン&トレードナイト

事前チェックイン

大会は土曜日からですが、金曜日の夜から事前チェックインが可能です。受付カウンターで、eventbrite のアプリから QRコードを表示し、Omnidexの #以降の番号を伝えると、事前チェックインが完了しました。Day1の開始前に並ぶ必要がなくなるので、可能なら事前チェックインしておくことをおススメします。

事前チェックインにも長蛇の列

事前チェックインをした後に、デッキ登録もする必要がありますが、こちらは大会開始直前まで締め切りがあります。(事前チェックインをしたからデッキ締め切りが早くなる、ということはありません)

Omnidex のアプリからAscent Taipei > Submit deckで、自分のデッキを登録します。なおデッキリストを手入力するのはとても大変なので、Shout At Your Decks などで日本にいるうちからデッキを組んでおくと、直前にリストを調整しても登録が簡単です。

トレードナイト

事前チェックイン受付と同時に、プレイヤー達が自由にトレード、売買をしてよい「トレードナイト」が開催されています。クアラルンプールの際は、会場には入れず通路などのフリースペースで実施されていたのですが、今回は会場内スペースを使用できました。

ものすごい熱気です。誰でも売り買いしてよいので、各々がテーブルにバインダーを広げて、交渉しまくっています。カードはもちろんですが、デッキケースやプレイマット等のサプライ、オリジナルアートのプロキシ、シャドーボックスなどの創作物など様々なものを売っている方がいました。Grand Archive 専門のフリーマーケットのようなイベントでした。

何にも言わずにバインダーを見る人もたくさんいるのですが、バインダーを広げている人に一言かけるとお互い安心できると思います。台湾語が話せなくても、バインダーを指さして「OK?」で十分です。ジェスチャーでなんとかなります。ニコニコしていれば大体なんとかなります。

Day0なのにすごい盛り上がり!

Day1~Day2:大会開催期間

大会開始~対戦の流れ

Day1 は 8:00会場、9:00開始 とのことでしたが、少し遅れた9:15頃にラウンド1が開始しました。クアラルンプールも少し遅れたので、おそらく今後のどの大会でもこれくらいは遅れるでしょう。

会場では「ラウンド1を開始します、Omnidex を確認してください」というアナウンスが英語と台湾語で流れました。言語が聞き取れなくても、一斉に動き出すので大体わかります。

ラウンド1開始のアナウンス後、Omnidex アプリを確認すると、自分の対戦テーブルと対戦相手が表示されるので、指定されたナンバーのテーブルに向かいます。1時間でBo3をこなさなくてはならないため、時間との勝負でもあります。

対戦終了後は、テーブルに配布された小さな紙に戦績を記入し、ジャッジテーブルまで報告に行きます。自分と相手の Omnidex#、プレイヤー名、獲得ゲーム数を記入し、間違いなければお互いがサインをします。そして、勝者がジャッジテーブルまで持っていき、登録してもらいました。

このジャッジテーブルで紙を提出する際、手入力になるため、どうしても間違いが発生する可能性があるので、登録の際に「〇〇が勝ちですね?」と確認されたら、適当に「YES」とは言わず、しっかり確認しましょう。

台湾での開催、何語で話す?

Ascent Taipei 中の交流言語についてお話します。

当然台湾では英語は第一言語ではありませんが、簡単な英語で問題なくコミュニケーションができました。カード名は当然英語ですし、基本的には簡単なやりとりしか発生しないからです。ゲーム中に実際に使った英語フレーズは Ascent Kuala Lumpur のレポートをご覧ください。

ただ、ジャッジの方は「英語だけOK」「台湾語だけOK」「英語・台湾語両方OK」と様々なので、自分が話せる言語を理解してくれるジャッジに対応してもらいましょう。

ちなみに、プレイヤーの中には日本語が話せる方もたくさんいました。台湾はウマ娘、ホロライブ、野獣先輩が人気だと教えてもらいました。

長時間大会への備え

今回はDay1が9ラウンド、Day2が5ラウンド+TOP8シングルエリミネーションの長丁場です。

配信台も同時進行であることや結果確認の時間などもあるので1ラウンド1時間20分程度かかり、Day1終了まで約12時間を要しました。プレイスキルだけでなく、長時間大会向けの備えも必要です。私が気づいたり、プレイヤーから聞いた対策必要事項はこんなところです。

  • 着脱可能な服装
    • 今回の会場はかなりクーラーが効いており、寒さを訴えているプレイヤーが多かったです。外は暑いので半袖や短パンで参加しているプレイヤーも多かったのですが、寒すぎました。半袖Tシャツで参加するなら、少なくとも長袖の上着1枚、余裕があれば中に着る長袖もあるとよさそうです。また、次回の秋葉原は逆に暖房で暑い可能性があります。柔軟に対応できる服装を準備しましょう。
  • 座布団・クッション
    • 長時間椅子(しかもパイプ椅子)に座るので、お尻が疲れてきます。座布団のようなものを用意するといいでしょう。また、腰痛の方は腰痛対策も忘れずに。
  • 水分、カロリー
    • 昼食休憩はあるのですが時間が短いですし、一日中対戦するので、どうしてもカロリー不足になってきます。また、会場はエアコンの都合で乾燥しており、水分も不足しがちでした。水分もカロリー補給食もたっぷり用意しておくと安心でしょう。
  • 乾燥対策
    • 上記の通り、会場は乾燥しているため、リップクリームや保湿クリームなど肌の乾燥対策も考えておきましょう。
  • 現地調達場所の下調べ
    • とはいえ、日本から全部の対策グッズを持っていくのは大変です。現地で調達できる場所があるか、事前にチェックしておきましょう。今回は会場のすぐそばにショッピングモールがあったので、事前に気づいていれば買い込んでおくことができました。次回の秋葉原であればドン・キホーテなどで諸々準備できそうです。

Ascent Store / ベンダーブース

会場内では公式ショップ Ascent Store とベンダーのショップが並んでおり、好きなタイミングで買い物ができました。

Ascent Store は現金で購入する商品とチケットで交換する商品があります。チケットは貯める方法に限りがあるので、計画的に使いましょう。なお、Ascent Storeの販売情報は事前にpdfで公開されます

ジャンボカードやアンカットシートなど
プレイマットは400チケットで交換可能
Tシャツや構築済みデッキは現金で販売

また、今回のベンダーブースでは主にバインダーやショーケースに入ったシングルカードが販売されていました。カードによりますが、多少ならイベント価格で値切れることもあるので、交渉してみてもよいでしょう。

今回は5店舗がベンダー出展

アーティストブース

今回は、代々 (Daidai)さんと坊橋夜泊(Fang)さんのアーティストブースがありました。どちらも結構な行列ができており、メイントーナメントのラウンド間に並ぶのは難しそうでした。

参考までにサインは300NTD(1500円程度)で、イラストなどの依頼も交渉次第、という感じでした。

Fangさんのブースの大行列、Daidaiさんにも行列がありました

サイドイベント

サイドイベントは、サイドイベント用の登録カウンターがありました。事前にサイドイベントのスケジュールが公開されているので、参加したいサイドイベントを伝えると参加できます。

サイドイベント登録カウンター
メインとサイドのイベントスケジュールが掲示されています

また、最新セットDTRのカードをモデルにしたコスプレイヤーさんとポーカーを遊べるサイドイベントもありました。参加費200NTDで負けるとDTR1パック、勝つとオリジナルキーホルダーが貰えて、勝っても負けても一緒に写真を撮ってくれます。気が付いたら私も写真を撮ってもらっていたような気がします。

決勝戦~閉会式

Ascent Taipei は 台湾の Apaul 選手が制しました。地元選手の優勝に会場も大盛り上がり!

大会が終わると、そのまま閉会式へ。上位プレイヤーを表彰し、今後の大型大会の再告知、そして…

さようなら

DTR環境で猛威を振るっていた Rile the Abyss がカテゴリ3に移動(禁止カード)となりました。これは多くのプレイヤーが期待(?)していたようで、発表されると同時に会場内は再び大盛り上がり。

その後、次期セットの新要素など告知も発表され、そのまま閉幕へ。

祭りのあと

大会終了~帰国

大会が終了した翌朝月曜日の飛行機で関空へ。

日本に戻ってくる際、入国、税関のチェックなどは Visit Japan Web でオンライン登録しておくとスムーズです。

また、 Ascent Akihabara は、10月25日 10:00より追加チケットが100枚販売されることが発表されています。日本での貴重な機会ですので、興味のある方はぜひチケット購入→参加を!

この記事が、これからAscentや海外大会に参加される方の参考になれば幸いです。

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