
Grand Archive公式は、2026年10月29日、公式大会管理システム「Omnidex」のアップデートを発表しました。
今回のアップデートでは、デッキリストの自動チェック機能「Decklist Validation」と、対戦相手のChampionを事前に確認できる「Revealed Champions」の2つの機能が追加されました。
これらの変更は、デッキリストの提出ミスを減らすとともに、大型競技イベントにおけるプレイヤー間の情報格差を軽減することを目的としています。
今回のアップデート内容
- Decklist Validation: デッキリスト提出時に、Omnidexが不正な構築を自動的に検出する機能
- Revealed Champions: デッキリスト提出が必要なイベントでは、第1ラウンド開始時に参加者全員のマテリアルデッキに採用されたChampion情報(サイドボードを除く)がOmnidex上で公開される機能
まとめ
今回のOmnidexアップデートは、デッキリストの提出ミスを防ぐ仕組みの強化と、競技イベントにおける情報格差の軽減を目的とした変更です。
特にRevealed Championsは、対戦相手のChampion情報を誰でも確認できるようになるため、大型大会における事前準備や対戦時の判断にも影響する可能性があります。
一方、デッキリスト全体は公開されないため、これまでどおり対戦相手の細かな構築を予測する駆け引きは残されます。
出典: Grand Archive公式「Decklist Validation and Revealed Champions Update」
Ascent Osakaから適用予定
今回発表された変更は、今後開催される大型大会「Ascent Osaka」から適用されます。
大会参加者は、Omnidexのデッキリスト自動チェックを利用できるほか、第1ラウンド開始時から他の参加者のChampion情報を確認できるようになります。
公式は、今回のアップデートを実際の競技イベントで運用しながら、今後も継続的に改善していく方針です。
アップデートの背景
これまでのOmnidexは、さまざまなフォーマットへの柔軟な対応を優先しており、デッキリストの提出時に構築内容のチェックが行われていませんでした。
そのため、プレイヤーが誤って不正なデッキリストを提出してしまい、ペナルティを受けるケースがありました。
今回のアップデートでは、現在の競技イベントに参加するプレイヤーにとって、より使いやすく、信頼性の高いシステムを目指しています。
また、大型大会では、知り合いやチームメンバーを通じて対戦相手のデッキ情報を入手できるプレイヤーが有利になる場合があります。
こうした情報格差を軽減し、すべてのプレイヤーが同じ基本情報を得られるようにすることも、今回の変更の目的です。
Decklist Validation(デッキリストの自動チェック)

新たに追加された「Decklist Validation」は、Omnidexに提出するデッキリストが構築ルールに適合しているかを自動的にチェックする機能です。
これまでのOmnidexでは、例えば以下のようなデッキリストでも、エラーが表示されずに提出できていました。
- 同じカードが10枚登録されている
- Material Deckに20枚登録されている
- Main Deckに10枚しか登録されていない
今回のアップデートにより、こうした不正なデッキリストの大部分を自動的に検出できるようになります。
ただし、Pantheonや特殊なフォーマットでは、通常の構築ルールとは異なるデッキリストが合法となる場合もあります。そのため、すべての問題を完全に防げるわけではありません。
最終的にデッキリストが正確かつ合法であることを確認する責任は、これまでどおり提出したプレイヤー本人にあります。
大会に参加する際は、自動チェック機能だけに頼らず、提出前にデッキリストを確認するようにしましょう。
Revealed Champions(Champion公開機能)

「Revealed Champions」は、デッキリストの提出が必要なイベントにおいて、第1ラウンド開始時に各プレイヤーが使用するChampionをOmnidex上で公開する機能です。
これにより、すべてのプレイヤーが大会参加者のChampion情報を確認できるようになります。
Champion情報を公開する理由
大型大会では、対戦相手が使用するデッキを事前に把握していることで、大きなアドバンテージを得られる場合があります。
例えば、相手のChampionを知っていれば、以下のような判断に影響する可能性があります。
- 第1ターンの行動選択
- Glimpseによるカードの選択
- 対戦相手のデッキを想定したプレイ方針
これまでは、知り合いやチームメンバーから情報を共有してもらえるプレイヤーほど、こうした情報を得やすい状況にありました。
公式は、対戦相手の情報を調査する「スカウティング」も競技プレイの一部であると認めつつ、コミュニティ内の人脈によって基本的な情報へのアクセスに差が生まれる状況を改善したいとしています。
また、この機能では、マテリアルデッキに採用されたChampion情報のみ公開されます。サイドボードは公開されないことが、公式のXで補足されていました。
今回の機能によって、すべてのプレイヤーが同じChampion情報を確認でき、より公平な競技環境が期待されます。
なぜデッキリスト全体を公開しないのか?
情報格差を解消する別の方法として、すべてのデッキリストを公開する「オープンデッキリスト」方式も考えられます。
しかし、公式はデッキリスト全体の公開によって、デッキ構築への影響が大きくなりすぎることを懸念しています。
対戦相手にすべてのカードを知られないことによる駆け引きや、予想外のカードを採用する構築の創造性も、Grand Archiveの競技性の一部と考えているためです。
そのため、今回はChampion情報のみを公開し、デッキリストの内容には一定の不確定要素を残す方式が採用されました。
